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パナソニックに聞いた!市場環境とリニューアル需要の最新動向

市場環境とリニューアル需要の最新動向

市場環境について

リニューアル需要動向

コロナ禍により一時的に落ち込んだ改装・改修需要ですが、工事受注高の中で改装・改修の需要割合は今後ますます増加することが予測されています。アフターコロナでは、建築物や施設の再活性化が進み、照明のリニューアル需要も増大する見込みです。特に、オフィスビルや商業施設において、エネルギー効率の向上や快適な環境づくりを目指した改修が加速するでしょう。

照明分野のリニューアル需要動向

2030年度までに全ての照明をSSL(Solid State Lighting)化する目標が掲げられています。2020年度の進捗目安は53%でしたが、実績は46%に留まり、遅れが生じています。この目標を達成するためには、今後LED照明へのリニューアルがさらに加速する必要があります。LED化により、エネルギー消費の削減とCO2排出量の減少が期待され、持続可能な社会の実現に貢献します。

エネルギー価格上昇による影響

2022年度の調査によると、企業の8割が光熱費の増加を報告しています。特に小売業では光熱費の負担が大きく、年間50万円以上の増加が見られます。エネルギー価格の上昇は、企業の収益環境に大きな影響を及ぼし、節電対策が重要となっています。政府の一時的な支援策はあるものの、長期的には自助努力によるエネルギー効率の改善が求められます。

用途別電力消費比率

建物全体のエネルギー消費量のうち、8~9割を照明・空調・OA機器が占めています。エアコンやOA機器の使用は業務に欠かせないため、照明の電力使用量を削減することが節電の鍵となります。夏季と冬季の一般的なオフィスビルにおける用途別電力消費比率を以下に示します。

既存光源の終了について

2027年末までに蛍光ランプの製造・輸出入が禁止されることが決定されました。これは水銀に関する水俣条約の締約国会議(COP5)によるもので、国内在庫品の販売や使用は期限後も可能ですが、新たな蛍光ランプの供給は停止されます。これに伴い、既存の蛍光灯器具からLEDへの移行が求められます。

蛍光灯器具の危険リスク

長期間使用した蛍光灯器具は内部の電気部品が劣化し、特に10年以上使用した場合には故障が急増するリスクがあります。錆びや熱による劣化、紫外線による損傷などが進行し、最悪の場合、ソケットの溶解や安定器の焼損など重大な事故に繋がる可能性があります。

屋外照明市場動向

HID照明器具および水銀ランプの生産終了に伴い、屋外照明市場も大きな転換期を迎えています。HIDランプの受注は2023年9月末で終了し、省エネニーズの高まりに応じてLED化が急速に進められています。電気料金の高騰や脱炭素の推進(SDGs)により、LED照明への移行が不可欠となっています。

G13口金LEDランプのリスク

G13口金LEDランプを使用する際には、既存の蛍光灯器具を改造する必要があります。しかし、この改造にはいくつかのリスクが伴います。適合違いのランプを誤挿入すると発煙・発火のリスクが高まり、劣化したソケットに100Vが直結されるため、短絡のリスクもあります。

蛍光灯器具をJLMA301へ改造する際の施工ガイド

蛍光灯器具をJLMA301(AC直結G13金口直管LED光源)に改造する際の安全な施工方法が日本照明工業会によって規定されています。このガイドでは、安定器の取り外し、劣化部品の交換、改造記録の表示、工具を使用しなければ容易に脱着できないよう対策することなどが推奨されています。

器具交換:従来蛍光灯との比較

パナソニック照明リースサービス

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パナソニックの照明リースサービスでは、最新の照明設備を手軽に導入するための柔軟なリースプランを提供しています。経済的な負担を軽減しながら、快適で効率的な照明環境を実現します。

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照明器具は工場や建物に欠かせない商材です。

まだ蛍光灯などお使いであればぜひこの機会にLED化をご検討いただき、弊社までご連絡ください!

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