刃物・工具の再研磨
ここでは、刃物・工具の再研磨に関する施工サービスの説明をしております。
概要・特徴
エンドミルやチップソーなどの各種刃物や切削工具は切削や切断といったものづくりを行う上で非常に重要な工程で使用されます。
これら刃物や切削工具は多くの場合、加工精度の低下等に伴い使い捨てで破棄されます。
しかし摩耗による加工不良を起こす前に定期的に再研磨を実施すれば、安定した品質を保ちながらコストダウンを実現できます。
また再研磨のタイミングで刃先角度・刃型等の検討を改めて実施することで加工の最適化を図る事も可能です。
これを実施することで刃物・工具の延命化へと繋がり、買替コストの発生を抑えることができます。
注意すべきトラブルとその前兆
- 先端に欠け・摩耗が確認される
- 加工中の切り屑の形が普段とは異なる
- 筋や荒れといった加工面の不良
再研磨が必要となる前兆はいくつか挙げられます。
一つ目は、刃物や工具の先端の欠けや摩耗です。目視で確認が可能な大きいものに加えて、目視では確認できない場合も刃先へ光を当てることで再研磨の必要性を判断することが可能です。
超硬ドリルが摩耗していた場合、刃先が丸まった部分に光が反射してやや太い線に見えることがあります。
そういった場合は再研磨の検討が必要です。
二つ目は、加工中の切り屑の形の異常です。
普段とは異なる形の切り屑が出た場合、刃物や工具に欠けや摩耗が生じている可能性があり、再研磨の検討が必要です。
三つ目は、筋や荒れといった加工面の不良です。このよう場合も欠けや摩耗が発生している可能性があるため、再研磨の検討が必要です。
トラブルが与える影響
- 切断・切削不良による品質トラブルの発生
- 駆動側への負荷増加による設備故障
- 生産性の大幅な低下
これらのトラブルや前兆を見逃してしまうと、品質トラブルの発生に直結します。
加工面に筋や荒れが発生すると外観品質が不良となるだけではなく、加工精度も大幅に低下し寸法等のその他精度への影響も発生します。
加えて、刃の切れ味が落ちた状態で設備を稼働させると駆動側への負荷も大きくなります。
その状態を放置したまま加工を続けると、故障など設備トラブルにつながりかねません。
加工精度の低下や設備トラブルが発生することで、生産性の大幅な低下を誘発してしまいます。
よくあるトラブルの対処法
- 刃物・工具への再研磨
- 刃先角度・刃型の最適化
- 超硬チップの交換
刃物・切削工具の先端に欠けや摩耗が生じている場合、定期的な再研磨を推奨いたします。
切断・切削不良を防ぎ品質の安定化に加えて、買替コストを低コストで抑えることが可能になります。
また再研磨を実施することで、刃先角度や刃型などの最適化を図ることも可能です。
これにより刃物・切削工具の長寿命化を実現させ、トータルコストの大幅な削減が可能です。
さらに再研磨だけではなく、刃先を交換するタイプの切削工具における超硬チップの交換も対応可能ですので、ご相談ください。