こちらのお客様の冷凍倉庫では、製品保管に適した低温環境を維持する必要がありました。しかし、頻繁な搬入出作業によって冷気が外部に逃げやすく、空調システムに大きな負荷がかかっていました。この結果、エネルギーコストが高騰し、経営に負担を与えていました。

さらに、出入り時の温度変動により製品の品質リスクが高まり、特に温度に敏感な製品の保管が難しい状況でした。また、冷気漏れによる外気との温度差が原因でシャッター付近に結露が発生し、床が滑りやすくなることで作業環境の安全性にも悪影響を及ぼしていました。

お客様からのご相談を受け、高速自動開閉機能を備えた断熱性の高いシートシャッターの設置を提案しました。このシャッターは冷気を逃がさない構造となっており、空調効率を保ちながら外気の影響を最小限に抑えます。さらに、シャッターには結露防止加工が施されており、温度変動や結露のリスクを軽減する設計が特徴です。

設置後、冷凍倉庫内の冷気漏れが大幅に減少し、空調システムの負荷が軽減されました。この結果、エネルギーコストが約20%削減され、ランニングコストの低減が実現しました。温度が安定することで製品の品質維持が容易になり、特に温度に敏感な製品の保管における品質リスクが解消されました。

さらに、結露防止加工の効果によりシャッター付近での結露が発生しにくくなり、周囲の床が滑りやすくなる問題も解消されました。これにより、作業環境の安全性が大幅に向上しました。今回の施工により、冷凍倉庫全体の効率が向上し、お客様からも高評価をいただいています。
冷凍・冷蔵施設の効率改善をご検討の際は、ぜひ弊社にご相談ください。