診察室の照明更新にあたり、現地調査を実施し、照度と設置場所を詳細に検討しました。
耳鼻咽喉科や麻酔科の診察室は、診察や作業の正確さを確保するために照度が重要であるため、診察室内を用途別にエリア分けし、それぞれに最適な明るさを設定しました。
具体的には、診察室の奥側は顕微鏡を使用するエリアであるため高い照度を確保し、精密な作業がしやすいようにしました。
中央部分には診察用ベッドが配置されているため、リラックスした環境を提供できるよう、やや暗めの照度を設定しました。
手前は診察エリアとして、医師が診察を行いやすい適切な明るさを保ちながら、眩しさが感じにくいように調整しました。
また、天井に設置されていたレールを活用し、効率的な照明配置を実現しました。これにより、照明全体に統一感を持たせるとともに、診察に適した環境を作り上げました。
配線も巻き直しを行い、再利用可能な部分を最大限活かすことで、追加作業やコストを抑えつつ、継ぎ足し配線の必要性をなくしました。
これらの調整により、診察室全体の照度が用途に合わせて適切に設定され、診察業務の効率と環境負荷の軽減が実現されました。蛍光灯からLEDへの切り替えにより省エネ効果も得られ、診察環境が格段に向上しました。